あたしの名前は『ふうらいさん』
もちろんアダナにきまってまっす。
ふらふら放浪、風来さんの週末レポート。
作:ふじたかつゆき
はじめての方へ:
風来さんってどなた?
はあ〜あああ〜っ、あまーい!
はい、細川たかしです。
風来さんでしょ! 後半井戸田潤になってるし!
あ、たんぼで〜す。
さて広島県、尾道市からしまなみ街道を通って松山への旅最終回ですのん。まずは今治市に到着う〜。
今治といえばタオル工業が有名よね。
タオル美術館なんてーのもあったりすんの。
アクセスがいまいちなんで、観光周遊バスの高虎号っていうのを利用するのがいいのん。JR今治駅前ほかにバス停があるよ。
40mの巨大タオルは『「旅」を「人生」ともとらえ、旅の途中の出会いによって世界を広げていく俣野氏の世界観を、織物で巧みに表現しました。(公式ページより)』ってことらしいね
ながーくて縁起がいいのん。
でも、40mっつーのは人生40年みたいでおしいね。
信長だって関ヶ原で「人生〜50年〜」って唄ってるし。
延長お願いしてみれば?
タオル美術館さん、4万メートルでどうよ!
延ばし過ぎ。
歴女のあたしとしてはお城観光ははずせないでしょう。
へー、風来さん歴史好きだったんだ。
未来のね。
未来の歴史好きって意味わからんし。
歴女予定ってことよ。ほら、天守閣から眺める瀬戸内、どうよ。
しまなみ海道の来島海峡大橋も見えるよ。いい眺めだ〜。
さて、城内で売ってたみすか団子でも食べに行きますか。
そういえば風来さん「小豆島」のことこの前「おまめじま」って言ってたよね。歴女の前に地理子になった方がいいんじゃないの。
坂下か! バッチリチリ脚ではあるけども。団子いらないのね!
いるよ〜。
今治といえば焼鳥も有名ね。夕食は有名な「世渡」さんに行ってみよう。
まずは鳥皮ね。鉄板に押し付けて焼く名物なんだよね。
モグッ、ウマー。白ごはん欲しー。風来さんはビールがすすむでしょ。
うん、せんざんぎって鳥の唐揚げもうまいねー。
お! せせりがめっちゃうまいじゃない!
どれも美味しいねー。
...ところで店のご主人、テキパキしてるけどちょい口悪いタイプね。
忙しいお店でせわしなくなるのは分かるけど...。
世渡り上手とは言えないかもしれないけど、自分に誠実とも言えるわね。
「世渡」って店名が深いものに感じて来たのん。
とにかく美味しいからあたしゃ満足よ。
あ、風来さんのレバーたべちゃった。
なにー! このおっとりクマ野郎! はきだせっ! すぐはきだせ!
無茶な分、口の悪さはご主人より風来さんの方が勝ってるなー。
というわけで、今治から電車に乗っていよいよ松山にやってきましたー!
いよいよかー。ところでガイドブックにあった美味しそうなかき氷の写真、あれ今治のお店だったんだって。しくじったなー。
大丈夫、松山にも「あんから庵」さんって美味しいかき氷のお店見つけたから。
このいちごのかき氷、イチゴ感たっぷりでバカウマー!
松山は実はお菓子の美味しいところ。いろんなスイーツがあるのよ。さっき食べた労研饅頭も美味しかったし。
甘いものの他にも鍋焼きうどんなんか有名だよね。ぼくらはお昼に「喫茶フレンド」ってお店で食べたけど、安くってボリュームあったなー。
松山は大道街と銀天街って2つの大きな商店街が通ってるのよね。あたしは古い感じのする銀天街の方がアジアっぽくて好きだな。
松山城にも当然行くでしょう。歴女のあたしとしては。
未来のね。
松山城ともなると、お城の中の展示も趣向が凝らされてるね。この鎧、自由に着ていいんだって。
あっちの展示の鎧は、兜の両側に羽が刺さってるよ。あの羽はどういう意味、歴女さん。
ああ、あの羽は消しゴムのかすをいつでもはらえるためだよ。
羽ぼうきか!
その昔、このお城が「ときわ城」と言われていたころ、チューダーで酒盛りをしながらカトゥーンを描いたといわれ...
それ「ときわ荘」! 豊島区! ってカトゥーンってなんで英語!
まじめか。
ゴール! 坊ちゃん列車で道後温泉に到着よ。
いやー、最後に温泉っていいもんですねー。
水野晴雄!?
道後のお湯って透明なんで温泉感として惜しいなー。威風堂々の道後温泉本館はさすがに雰囲気あって良かったけど、お風呂としては天井高くって広々した椿の湯の方が好みかなー。
お風呂上がりは点在する神社や足湯をめぐってもいいわね。
温泉街は奇麗すぎかな。あたしはもっとひなびた感じが好きだからね。
この旅もついに終わりだけど、ふりかえってどうだった?
やっぱ、印象に残るのは尾道かなー。あの入り組んだ坂道は不思議だったな。
お好み焼きの「のぐち」さんも良かったねー。
あとは自転車が大変だったってことかな。でも楽しかったから、またサイクリングの旅もしてみたいけど。
風来さん、自転車こぐの速いもんね。特に上り坂ね。「足のおばけ」だと思う。
失礼な。タンボちゃんがだらしないのよ。
さて、次回からはまた新たな旅にでかけるからみんな待っててね。
じゃ、まったねー! バーイ!