上野歩著『就職先はネジ屋です』(小学館文庫/¥730+税)が好評につき、重版しました。当ホームページ《上野亭かきあげ丼》の板長ことイラストレーター・ふじたかつゆき画伯とのトーク形式による内容紹介。その(後編)です。
・ネジを殺人現場から明るい陽の光の下へ
ふじた:みなさま、こんにちは。『就職先はネジ屋です』トークの後編です。よろしくお願いいたします。まずは重版出来(じゅうはんしゅったい)とのことでおめでとうございます!
上野:ありがとうございます。刊行から2週間で重版が決まりまして、まずはほっとしました。
ふじた:反響的なものはいかがですか?
上野:目立ったところでは、ネジ業界の方の感想が届いております。大変ご好評いただいております。先日は、ネジとバネを中心に扱う業界紙のインタビューを受けました。
ふじた:励みになりますね。業界のプロの方々からは、どんな声が届いているのでしょうか?
上野:“ネジというと、殺人現場に落ちていたなど、暗い印象が多い。それが、こうした溌剌とした主人公とともに、よくぞ明るいイメージで取り扱ってくれた”と。
ふじた:ははは。なるほど殺人現場ですか。まあ、僕としては、おそらくそのネジは事件解決の糸口として登場するんでしょうから、よいイメージですよ。