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/ 上野 歩

ぴー吉 第219回『市役所なのにココまでするの!?』トーク(前編)

上野歩が、いきなり文庫化お仕事小説『市役所なのにココまでするの!?』(双葉文庫/¥759)を5月14日に刊行しました。装画を担当していただいたイラストレーターの前田なんとかさんをゲストに迎え、トーク形式で内容を紹介していきたいと思います。 まずは(前編)です。
※この対談はリモートで行いました。
※前田なんとかさんのサイト「Maeda NANTOKA illustrations」
 https://nantokamaeda.jimdofree.com/

・「なんとか」とは?

挿絵 挿絵

上野:双葉社の編集者さんから、〔前田なんとかさんに絵を依頼いたしました。〕とメールで連絡があった時、ずい分とテキトーなことを書いて寄越したなと思いました。名前くらいちゃんと覚えておいたほうがいいんじゃないの? と。そしたら、名前のほうがテキトーだったんですね(笑)。

挿絵

前田:そうなんです。これ、家人につけてもらった名前なんですが、前田なんとかってうろ覚え感が強くて、インパクトもあって逆に覚えやすい名前じゃないかと。自分でも気に入っています。

挿絵

上野:“うろ覚え感が強い”――なるほど。さすがのセンスです。ところで画風については、紙のテクスチャーっていうんですか、紙表面の凹凸の質感を活かすのが持ち味ですよね。『市役所なのにココまでするの!?』(以下『市役所なのに』)のカバーでも、バックも含めイイ感じで活かされていますね。水彩で描くのですか?

挿絵

前田:画材は、アクリクガッシュという絵の具で描いております。紙は1年前くらいから使い始めた、キャンバスペーパーという油画などのキャンバス地の凸凹を模した滲みにくい紙を使用しています。緻密に書き込む癖があるので、紙のゴツゴツ感があることでややザックリした表現になって、自分にとっては相性がいい画材です。

挿絵

上野:ということは、1年前くらいから、今のスタイルが出来上がったと?。

挿絵

前田:そんな感じです。

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