あたしの名前は『ふうらいさん』
もちろんアダナにきまってまっす。
ふらふら放浪、風来さんの週末レポート。
作:ふじたかつゆき
はじめての方へ:
風来さんってどなた?
先月からの続きで、足尾から桐生へわたらせ渓谷トロッコ列車に乗って移動するよ。
解放感があるのーん。風が気持ちいい!
トロッコ列車に乗るには、乗車券の他にトロッコ整理券ていうのが必要。整理券はみどりの窓口で大人片道500円、子供は250円で買えるよ。
ふぁあああ、心地よくて、もう目を開けてらんないのん、、ぐうう、、
たんぼ、寝てる! トロッコ乗ってる意味ないじゃん。
桐生駅についたら、駅前の
『桐生市民活動推進センター ゆい』で自転車を借りよう。
歩いて散策するのも大変だからね。
ふうらいさん、大変だ! 足がペダルにとどかない!
えーい、しかたない、あたしのカゴに乗って!
あ、みなさんカゴ乗りは真似しないでね。
しかし織物の街桐生、歴史ありそな町並みだのん。
ノコギリ屋根の工場がいい味だしてるね。今は絵の展示や工房として使っていることが多いみたい。
一番の見所は『桐生天満宮』かな。色は地味だけどここの彫刻は東照宮に負けてないよ。
ほー細かい細工だのん。じゃ、次。
...ここは『 桐生市立郷土資料展示ホール』。
桐生の歴史に関するものや、約400台ものクラッシックカメラの展示が見られるわね。
ん、まあまあだのん。じゃ、次。
いばりすぎだぞ! 自転車のカゴに乗ってるくせに。
そろそろお昼にしようか。
じゃ、『そば蔵 桃太郎』さんで桐生名物のうどんにしよう。
おしゃれなお店ねえ。ボサノバとか流しちゃって。女の子にもうけるんじゃない?
お、うどんももちもちでうまーだのん!
桐生はきしめんみたいな幅広の「ひもかわうどん」ってのも美味しいらしいね。
『桃太郎』さんのメニューにはないみたいだのん。
コロンとした形のミルクアイスの頭に餡子が埋まった『アイスまんじゅう シロフジ』。
シロフジ製パン所ってパン屋さんがつくってるのね。
アイスまんじゅうって名前にまず惹かれるのん。
お味もさっぱりとしてウマー。
シロフジ製パン所さんまで行かなくても、駅近くの長崎屋さんの食品売り場でも扱ってるわ。ドッサリとね。
10個2,625円からおとりよせもできるんだのん。
袋もなんかレトロな味出してるし、これは食べとけって感じね。
『桐生国際ホテル』さんは昔「国際きのこ会館」とか「ホテルきのこの森」って名前だったね。
なんでも経営者が変わったことによるらしいけど。
2007年8月末で閉館になっちゃったんだよね。
なにしろここは前から、きのこの内装やオブジェ、椎茸神社にきのこ茶屋といちいちツボにくるホテルだったからのん。駆け込みで泊まってきたのん。
以前は椎茸狩りなんかもできたらしいね。その頃に来たらもっと面白かったろうなあ。
椎茸狩り、したかったのん。もうこんなホテルできないだろうなあ。
ガンガンにきのこを押し出した、サイケデリックなホテルとかないもんかしらね。
情報求ム!
日曜の前橋。人通り少ないなあ。いつもこんななの?
で、ソースかつ丼のお店ってどこにあるの?
市の観光案内所にソースかつ丼のお店リストが載った立派なパンフレットがあるよ。
前橋駅の周辺には、名物ソースカツ丼を出すお店って案外少ないんだのん。
紹介してもらった『玉川屋』さんで念願のソースかつ丼とご対面。
ソース、かつ、キャベツ。思った通りの味だな。うまいけど。
おや? 風来さん、このかつの肉、なんだかウマーくない?
おおほんとだ。やわらかくてコクがあって。前言撤回、よく味わうと思った以上ね。
そういえば前橋は豚肉が美味い街ってきいたことあるな。
うーん満足満足。やりきったって感じ。
さあ、長旅だったけど、そろそろ帰る時間だのん。
たんぼがソースかつ丼で充実感あじわってるところで今回はおしまい!
バーイ! まったねー!