あたしの名前は『ふうらいさん』
もちろんアダナにきまってまっす。
ふらふら放浪、風来さんの週末レポート。
作:ふじたかつゆき
はじめての方へ:
風来さんってどなた?
ポスト巣鴨の様相を呈する、高幡不動尊。10月、11月のイベントにいってきたよ。
まずは10月27日から18日に行われた「菊まつり」だのん。
こうしてゆっくり菊の花を眺めるのもいいもんですのう。
神社と菊ってハンセン・ブロディみたいに最強タッグよね。
「みたいに」っていわれると困るけどのん。
五重塔の地下は「千体地蔵堂」の参拝口になってるんだけど、休憩所が併設されてるんだのん。無料でお茶も飲めるんだのん。ありがたや!
結構広いんだよね。おじいちゃん、おばあちゃんがよくお弁当たべてるよ。
あ、おばあちゃん食べてるお稲荷さん美味しそう。ねえ〜ン、一個くれ!
風来さん、たからない!
高幡不動尊の裏山、不動ヶ丘っていうらしんだけど、6月のあじさいまつりの頃だけじゃなく秋も歩いてみるといいよ。
きのこウォッチング! いろんな種類があるもんだのん。
八十八ヵ所にまつられている弘法大師像を探しながら散策するのもいいね。
んじゃ、このキノコひっこぬいてと...。
はいお地蔵さんに、お・そ・な・え!
ダメだって。
お昼は高幡不動尊すぐの『そば処 開運そば』で食べようかね。
おや、各席になにやら旗がたってるよ?
「恋愛成就席」「金運招来席」「不老長寿席」、、、
いろいろあるね。
座る席によってご利益を選べるってことかのん。
工夫してるんだのん。おもしろいのん。
ボケのご利益席だけ「ボケ封伝説」って言い回しが違うのが気になるな。
ちなみに、そば団子、うまっ。
おそばに浮かぶ「開運」の焼き印入りカマボコも縁起がよろしくてよ。
ズズッ、ズルルー(←そばをすする音)。
デザートに『不動せんべい 開運堂』のソフトクリームはいかが? なんといってもクリームにぶっさっさっているせんべいにキラリ個性を感じるわ。
スプーンがわりにクリームをすくって食べると、せんべいの醤油が後味にのこって。
これはもう、好きずき、といわせてもらうわ。
この感覚についていけなきゃ、先にせんべい引っこ抜いて食ってしまえってことよ。
ひとまずバリュー感は確実にUPしてるのん。
和洋が出会う、これはお菓子のマルコポーロやー、という感じかのん。
そういやあんたちょっと彦摩呂っぽいね。
ほっといて。
高幡不動尊からほど近い『多摩動物公園』にもいってみよー。
園内の地形に起伏があって、なんだか臨場感のある動物園よ。
バスに乗ってのライオン見物も人気だけど、ここのスターはやっはりコアラ? あ、オラウータンも人気だよね。
甘いね。フクロウでしょう! 閉園間際に行ってみ。薄暗がりの中ホーホーいってる様子は不思議不気味でカワイイったらないよ。ホーホー、たんぼも言ってみ、ホーォゥ、ホーォォォウ。
... 2008年にはアジアの沼地ってエリアも出来るそうで、インドサイやスイギュウが見られるそうだのん。楽しみ!
沼地か。「どろたぼう」はいないの?
ど、どろたぼう?
ああ、あれは田んぼに住む妖怪だったね。沼地じゃいないか。
風来さん、夢があっていいのん。
にゃろー、褒めつっこみをおぼえたな。
最後は11月18日から30日に行われた「もみじまつり」見物に、高幡不動尊まで戻るわよ。
参道を1300個もの灯籠で埋め尽くして、電気を消すと...
わお、奇麗だの〜ん。メインストリートも奇麗だけど、脇道の方が暗いから雰囲気あるかもね。
五重塔や紅葉もライトアップされるからね。例の休憩所では吹奏楽コンサートもやってたな。仏像バックで聴くAmazingGrace、いやーナイスシチュエーションだったね。
アマチュア写真家で熱気ムンムンのモデルさん撮影会、すごかったな。おじさんたちの意気込みは凄い! モデルさんの笑顔が若干ひきつっていたような。
あたし達も便乗して撮影してみたよ。どうよ、たんぼ。
風来さんの写真、なんでみんな心霊写真みたいなの? 別の意味で凄いのん。
あんたの写真だって、フラッシュたいちゃって、ただトイレ我慢してるねーさんみたいになってるじゃない。
ムキー!
ははは、怒った怒った。てところで、今回はおしまい!
次回は年末スペシャル風来さん海外編だよ! バーイ! まったねー!