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/ 上野 歩
monthly essay / ueno ayumu

ぴー吉 第100回『食卓日記(7)
         〜座骨神経痛と福島のラーメンと交通博物館の巻〜』

挿絵 *月*日
 大泉学園の東映撮影所に隣接するシネコンでクレイ(粘土)・アニメーション『ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!』を観る。
 大好きなこのシリーズ、短編アニメーション部門でアカデミー賞を受賞した前3作につづいて、初の長編となった本作でもオスカーを獲得している。
 相変わらず、内容にいっさいの教訓じみたところがないのがいい。ストーリーはシンプルで、ひたすらドタバタに徹している。アクションは感動的ですらあった。
 帰宅して夕食は、ソラ豆、豚肉のくわ焼きでビール、カジキマグロの刺身でお酒。しめくくりに、ワラビとシラスのまぜご飯を食べながら、「グルミットの鼻先に指紋が残っているのは、あれは意図的なのだろうか?」と考える。

*月*日
 ほとんど1日中すわりっぱなしの仕事のせいか、近ごろ左脚が痛い。駅前の整骨院に行ったら、座骨神経痛だといわれる。腰に鍼(はり)を打ってもらい、すこしらくになった。自分の年齢を痛感(まさに痛く感じる)。
「痛いんだったら、飲まないほうがいいですよ」と整体の先生には言われたけれど、きょうはセリーグ開幕である。ふたたび原監督が指揮をとるジャイアンツ対横浜ベイスターズ戦をテレビで観ながら、鶏の手羽先の唐揚げ、サンドイッチ(ローストビーフとクレソン、卵とチーズ、キュウリとハムの3種)でビールと赤ワイン。それにしてもナイター観戦には鶏の唐揚げがよく似合う。

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