月 い ち エ ッ セ イ / 上野 歩
monthly essay / ueno ayumu

1.　越後川口サービスエリアの豚まんと『ピリ辛ごぼうあられ』
2007年12月＊日
　小腹がすいた僕は、ボタン雪の舞う関越自動車道・越後川口ＳＡ（下り線）の売店で、蒸し器を指して豚まんを所望した。すると、併設しているレストランの扱いになるらしく、店員の女性に食券を買うよう指示された。300エンである。
　すぐさま熱々のにかぶりつく。
 「うんまい！」というのは、大部分が空腹が手伝っているからで、まあ、味は並である。
　それでもなかなか具だくさんだし、なにしろ大きい。蒸し器にくっつかないように敷いているのがパラフィン紙ではなく経木であるというのも気概を感じる。
　
　店内で「新潟ほんものの味 やま柿」というゼリー菓子を１コ試食し、「ピリ辛ごぼうあられ」（420エン）を購入。
　袋をあけた途端に、ごぼうの濃厚なにおいがただよう。それほどピリ辛ではないが、さすがに米どころとあって、地元生産のあられにははずしがない。

　この新潟の旅からの帰京時には、関越自動車道・塩沢石打ＰＡの売店で「新潟限定キャラメルおみやげ３ヶセット」（409エン）を買った。セット内容は「新潟限定笹だんご風味キャラメル」「佐渡ヶ島限定おけさの柿キャラメル」「新潟限定雪国ヨーグルトキャラメル（雪国ヨーグルト使用）」なり。