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ぴー吉 上野 歩 / イ 
第130回 食卓日記(12)〜春の絵ハガキと関空の空弁の巻〜・・・P2

挿絵 *月*日
 執筆アドバイザーを担当させていただいた方のエッセイ出版記念パーティーで新宿のホテルセンチュリーサザンタワーへ。
 著者が70代の男性ということから出席者の年齢が高い。しかし、みなさんお元気でたのしい会だった。近ごろは総じて年配の方のほうがはつらつとしている。
 21階のバンケットルームで開かれたのだが、偶然のことながらここを会場とする出版記念パーティーに出席するのは2度目のこと。とても景色がよく、新宿御苑、代々木公園、神宮外苑という3つの巨大な東京の森を見下ろしながら昼酒を飲んでいたらすっかり気持ちがよくなってしまった。
 これも偶然だが、来週はこのホテルにある中華レストランで父の法要の食事会をすることになっている。
 帰宅してロースハムステーキのリンゴソテー添え、ブロッコリーのクリームショートパスタ、レタスのサラダで赤ワイン。
 昼からずっと飲んでいる。

*月*日
 自費出版の出版社のイベントで和歌山に行く。僕はそこで書き方の講座を行うわけである。
 関西国際空港まで飛行機で行って、出版社の大阪営業所のクルマで会場となる書店まで搬送され、終了するとふたたびクルマで関空まで運ばれて帰ってくる。
 味気ないといえばそれまでだが、こうした仕事がらみの日帰りの旅(というより“移動”か)でも、それなりにたのしみを見つけ出すことはできる。
 まず往路、春一番が吹き荒れた翌日とあって、雲ひとつない上空から富士山の全景を眺めることができた。真上から見下ろした富士山は、まさにフジツボのようである。いや、あれは富士山のようなかたちをしているからフジツボという名前がついたんだろうな。
 それから、大阪湾に浮かぶ海上空港である関空に降りるのもはじめてだった。かつて、小学校の体育館をかすめるようにして下降する伊丹空港(大阪国際空港)には離陸したことはあったけれど。

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