・2日目
能登半島のほぼ中央に位置するホテルは、周遊ツアーには好立地で、多くの旅行会社が利用する。我が家に送られてくる各社の旅行案内でそれが分かるし、この日も3台の観光バスが駐車場に停まっていた。
2連泊となる部屋はたまたまオーシャン・ビューだったし、清潔で申し分ない。ただ、施設の規模に対して、エレベータが2基しかない。湯上りに濡れたタオルをぶら下げ、なかなかやってこないエレベータを待つのはイライラした。
それ以上にがっかりしたのは、夕食のバイキングのしょぼさである。さすが名物だけあってブリの刺身はうまかった。ほかになんにもないので、僕はブリの刺身と鶏の唐揚げばっかり食べてた。
バイキング会場は、観光バスの運転士さんやガイドさんも利用する。そうした人たちの、「ここは、ゴハンがいまひとつだから」という評価も漏れ聞こえて来る。立地のよさばかりでなく、ホテル側のさらなる企業努力に期待したいところである。