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ぴー吉 上野 歩 / イ 
第188回 地方ラーメンの実力(3)・・・P2

挿絵

三崎まぐろラーメン(濃厚醤油味)
有限会社丸清製麺 2食入り・500エン
採点:★★★

 このコーナーでは、価格についてはできたら2食入り400エン代後半くらいを上限にしたい(っていうか、自腹なら買わない)ところだが、これは買っていただいたものだ。
 仕事で、B-1グランプリこと「B級ご当地グルメの祭典 B-1グランプリ」の第5回厚木大会で5位入賞を果たしたという三崎まぐろラーメンを提供した三浦中華料理研究会さんを取材した際、原稿の依頼元の担当者さんにお土産に買っていただいたのである(ありがとうございます!)。
 本品は、その三浦中華料理研究会が監修に当たっているが、B-1グランプリで提供した三崎まぐろラーメンとは趣を異にする。澄んだ塩味のまぐろスープに中細麺、そこにオイスターソースで味付けされた角切りまぐろのあんかけが載るのに対して、本品はしょうゆ味(外装フィルムには〔濃厚醤油味〕と記載)である。
 まずは調理していてかつおだしが鼻先をかすめる。食べても濃厚かつおだししょうゆラーメンである。
 だが、かつおだしなどいっさい使用されていない。これこそ、まぐろエキスなのである。まぐろのカブトを炊きだしてエキスを抽出しているようで、その際、あるいは焼き込む下処理をしているのではないだろうか、微かな燻(いぶ)り臭さがある。そしてこれがいいのだ。
 シシトウと豚肉の炒めをトッピングして頂く。やはり、これもお土産に頂だいしたまぐろの角煮を三崎港のよすがを感じるために箸休めにする。
 丼の底に残った粒々は、まぐろ節であろう。

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