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湯島の不忍池近くにある旧岩崎弥太郎邸を見に行く。
昨年のいまごろ訪ねたときには、和館と庭園のみの公開だった。その際、改修中だった洋館がいよいよ一般公開なって、出かけた次第である。
英国人ジョサイア・コンドルが設計した明治期のヨーロッパ式邸宅は、いまは都が管理する公園のオブジェと化している。だが、正面中央の塔屋にある意匠を凝らした避雷針にとまったムクドリが、鋭く一声鳴くのを聞いた途端、建物全体がふっと息を吹き返したように感じた。
なにしろ古い木造建築なので、2階に上がる人数を制限している。広く豪華な階段なのだけれど、支柱のない設計のためか上っていて、みしみしいうのがちょっとコワかった。
庭に建つ山小屋ふうの撞球(ビリヤード)場につながっているという地下通路へのらせん階段は、立ち入り禁止になっていたが、いちばんのぞいてみたい場所だった。
帰宅してメンチカツとおぼろ豆腐の冷奴でビール。近ごろ、奴を粗塩で食べるのに凝っている。
わが家のメンチカツは、牛挽き肉多めの合い挽きに、ヘットと生玉ネギのみじん切りを加え、衣をつけて揚げる。
僕はメンチやコロッケ、トンカツにはソースをかけない。あくまで、かりっとした香ばしい食感をたのしみたいからだ。ソースはキャベツにかける。
サラダボールいっぱいのせん切りキャベツをメンチといっしょにわっしわっし食べる。
途中で焼酎のオンザロックスにかえ、お酒のしめくくりに、というか肴に麦とろを食べる。
