上野亭かきあげ丼 ホームページへ
 各店員のページへ: ふじたかつゆき ふじさわみえちー

ぴー吉 上野 歩 / イ 
第73回『 日帰りバスツアー(3)』・・・P2

挿絵  駅から5分ほどのところにあるうどん屋さんをめざす。
 このお店には、以前になにかの用事のついでに、ふらりと入った。そのときには、独特の注文システムのために、ビギナーの僕はアガってしまい、旨いうどんだなとは思ったのだけれど、印象がぼやけてしまった。
 きょうは再度来店して、しっかりとうどんをかみしめ、味を確認しようというわけである。
 あらかじめお店に電話をかけ、休みでないことを確認しておいた。その際「12時から30分くらいがいちばん混みますからね」と聞いていたのにもかかわらず、ちょうどそのくらいの時間になってしまった。
 しかし、休日ということもあってか、店の外に置いてある椅子で待つようなことにはならなかった。きっと平日だと、近くにある農協や会社に勤めるひとがお昼を食べにたくさん集まるのだろう。
 この周辺の土地では、武蔵野台地で栽培されていた小麦を原料に家庭でうどんを打っていた伝統がある。その〈聖地〉にあって、カウンターと小上がりにテーブルが3卓だけのこのお店も、その日打ったうどんが売り切れしだい終了になるという姿勢にプライドを感じる。
 さて、このお店ならではの注文方法についてであるが、うどん茶碗1杯を1玉として、玉数でうどんを注文する。3玉が「L」で基本単位となり、そこに2通りあるつけ汁、冷汁(冷たいつけ汁)か肉汁(豚バラ入りの温かい汁)かを選ぶ。

ページ操作マーク まえのページへ    ページ操作マーク つぎのページへ