夫婦でカウンターに腰をおろすと、僕は4L(4玉)を、隣で妻も負けじと4L頼む。彼女は、朝食をチョコレートムース1つだけにして、ここでの昼食にのぞんでいるのだ。気合の入り方がちがう。
妻が肉汁を選択したので、僕は冷汁のほうにした。両方を食べくらべてみたかったのだ。
冷汁はかつおだしがきいていて、汁だけでも飲めるマイルドな味わい。そこに長ネギとしょうがの薬味を少しずつ加えて味の変化をたのしむ。
あたたかい肉汁のほうには豚ばら肉が2片浮いている。こちらもしつこくない。
トッピングした野菜のかき揚げも、かりっと香ばしくてうまかった。
さて、主役のうどんであるが、細めながらもちもちと歯ごたえがある。しかしながらうどん自体の味が主張しすぎないところにいくらでも飽きずに食べたくなる魅力があると思った。
お店の品書きにはカレーうどんやかけもあるけれど、みんなが冷汁うどんか、肉汁うどんを食べていた。
食後に店の近くを散策。
東村山ふるさと歴史館という市立のりっぱな歴史資料館がある。入館無料である。
ふるさと歴史館を出て、駅に向かって引き返す。途中、小豆を炊くにおいに誘われて和菓子屋さんのまえで立ち止まる。
店内で白い割烹着を着た2人の初老の女性が働く姿を見ていたら、子どものころ近所にあったお団子屋さんのことを思い出して懐かしくなった。笹の葉に包まれた麩(ふ)まんじゅう、草もち、酒まんじゅうを買っておみやげにする。
