あたしの名前は『ふうらいさん』
もちろんアダナにきまってまっす。
ふらふら放浪、風来さんの週末レポート。
作:ふじたかつゆき
はじめての方へ:
風来さんってどなた?
草津良いと〜こ〜一度ォはぁおいでェ〜♪
ということで、日本一の湯所、草津温泉にやってきましたのぉん。
チョイナチョイナ〜♪
新宿からはJRバス関東の高速バスに乗ると、4時間くらいで到着しますのん。新宿のバス停留所「新宿駅新南口」は、新宿高島屋のとこ。お弁当も買いやすいのん。
はああ〜ああ〜あ〜オラがクサツぅはぁ〜ヨォォオォゥオゥ♪
そんな歌は無いでしょ。
スキーやるわけじゃないけど、草津国際スキー場のロープウェイでゲレンデまで上がってみたよ。
実は今日は2006年の12月なんだけど、それにしても雪が少ないのん。
暖冬の影響モロで大変だなあ。降雪機大活躍なんだろうね。
ところで風来さん、ぼくら何をしにここまできたのかのん。
すごい景色が見れるわけじゃないし...。ヘクシッ。
そこに山があるからさ。ヨントリー・オールド
そんなCMあったっけ?
知るか。ヘクシッ。
さむーい。側溝から湯気でてるの初めて見たよ。
さあさあ宿に戻ろう。あたしら泊まるのは、湯畑のわりと近く「一田屋旅館」さん。
建物はちょい古だけど、全然問題ないレベルだと思うのん。食事もボリュームあって美味しいし。
なんつたってココ一番の売りは地下の貸し切り風呂。ランタン持って入るんだよね。
まあ、あたしん時は最終だったからか電池切れで点かなかったけどね。
暗くもないし、ランタンはまあ気分的なもんだと。
お風呂は気持ちいいよー、さすがに。
本当にランタンが必要なくらい薄暗くても面白いんじゃないのかね。
転んだりしてもまずいか。
草津最大のお楽しみといえば外湯巡りね。クマもあるけば共同浴場にあたるってくらいなもんよ。中には有料の所もあるらしいけど、多くは無料。ふとっぱらだねー。
でも観光用じゃないからね。地元の皆さんの管理運営あってのお風呂、騒いだり熱いからって水をザバザバ足したらダメ。マナー違反は地元のおじさんにガッツリ怒られるよ。
「草津の湯は熱いもんだ」って地元の人が言ってたな。
ところでさっき地元のおじいちゃんが湯船に頭つっこんで洗ってるのを見て、逆に旅行者らしきお兄ちゃんが注意してたのん。
で、どうなったの?
おじいちゃん曰く「うるせえ、地元じゃこれでいいんだよ!」
お兄ちゃんあやまってたよ。(笑)
ははは、おじいちゃんやるなー。
湯船に頭つっこみはないと思うんだけどねー(笑)
そうそう、ロッカーは湯船から見えたりするけど、貴重品は持っていかないようにね。
タオルは持参で、それから石けんはお湯の成分で泡立たないし使えないんだのん。お湯に殺菌効果もあるしね。よくかけ湯をしてから入るといいんじゃないかのん。桶は置いてあるところが多かったのん。
外湯の中でオススメなのが「地蔵の湯」。
建て替えたばっかりで奇麗なんだよね。
目の前の源泉をのぞいて、お地蔵さまにペコリ。
これが無料なんてねえ。ここでは時間湯っていう、湯治独特の入浴方法ができるらしいよ。申し込みして、時間とか手順とか湯長なるお方の指導の元に入浴するんだってさ。
湯長ってかっこいいのん!
湯婆婆的? あの人は単なる経営者か。
これ千!
だれが千じゃのん。
「西の河原公園」にはどでかいお風呂があるんだけど、残念ながらシーズンオフで入れなかったんだよね。
残念だったのん。それにしても、この温泉の池、不思議な色だのん。エメラルドグリーンだよ。
ブルマークのソフビによく使ってそうな色だよね。
あいかわらず例えがぜんぜんわからないのん。
強い酸性の温泉だから草木が生えてないのね。賽の河原っぽーい。
ここは「西」の河原公園だからね。お間違えなきようのん。
最後はおみやげタイムね。「おみやげの本多」さんは若い子に人気。若おかみコスプレのリカちゃん入手可能よ!
温泉たまごソフトも美味〜のウマッ。
美味といえば、やっぱり温泉饅頭も食べたいのん。
日本一の湯所じゃ饅頭も激戦区なんだけど、「山びこ温泉まんじゅう」さんが個人的には好みかな。
揚げ饅頭なんてのもあるよ。わはーウマッ。
どこのお店も1個から買えるみたいだから食べ比べもイイのん。
ムムッゴホっ、ゴホ!
もう、急いで食べるからよ。さっき「信州屋酒店」さんで買った地ビール飲んで。
サッパリキレ味。うまいんだな、これも。
しかし帰りもバスで良かったわね。もとから免許持ってないけど。
このまま酒盛りしながら帰りますか。じゃまったね〜。バ〜イ。