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vol.2
ふじさわみえのずぼら〜クッキング!
 いやー宇多田はいいねぇ。彼女のCDを聞きつつパソコンでゲーム三昧というのがいまのあちしの至福の時! なんと非生産的な日々ざんしょ。うーん、あちしって退廃的でアンニュイなオンナ!
てなことを思いつつ……さて、今月のお題はナンにしようかなぁ。そういえば前回、三毛猫のちーがあちしのページであくびなんかしくさっていたので、今回は、
ちーをいじめるメニューにしよう。あちしは、こう見えて(どう見えてるのかわかんないけど)執念深いのだ!
「上野亭の店主が上野クンで、板長がふじたクンで、ちーがアイドルなら、
あちしは看板娘だね」と可愛らしく言ったら「うっ」と黙ったきりだった店主にも、いずれフクシュウしてやろうと思っていますので、期待していてください。

うっかりあくびもできないぜ!の巻

 というわけで、今回はずぼらー南蛮漬けです。
 南蛮漬けっていうと、上野クンの『朝陽のようにそっと』にも出てくるように、ふつう生の小鯵をさばいて使ったりするんだけど、ちっちゃい魚をいちいちさばくのもめんどうなので、あちしは鯵の干物を使います。切るのは庖丁よりもはさみの方が便利だよ。

〈材 料〉
鯵の干物、コショウ、酢、ハチミツ、しょうゆ、
とうがらし、小麦粉、揚げ油。
〈つくり方〉
  1. 鯵の干物のぜいご(尻尾のちょっと上のイガイガしてるところ)をハサミで切り落とす。
  2. 1.を食べやすい大きさにチョキチョキ切る。
  3. 全体にコショウをふって、小麦粉を薄くまぶす。
  4. 低温の油で、まずホネのついているほうの身とアタマを10分ほどかけてゆっくり煮るように揚げる。
  5. その間に鍋に酢、しょうゆ、ハチミツ、とうがらし、水を入れて火にかけ、漬けダレをつくる。
  6. 4.を一度取り出して、油の温度を高温にして残った身のほうを3〜4分揚げたら、熱々の5.にジュウジュウ投入する。
  7. 休ませておいたホネ側の身とアタマを高温でサッと揚げて、5.に投入する。

 漬けダレは、好みの味に調節してくだされ。ただ、干物はかなり塩気が強いので、しょうゆは香り付け程度にしておいた方がいいみたい。ハチミツはなかったら砂糖でもいいよ。さて、これがなんでちーいじめのメニューかというと…… こうすれば干物をぜーんぶ食べることができるので、いつもちーが喜んで食べているアタマやホネが残らないのさ! どうだ、まいったか。

べつにー

 えっ? めんどうくさい!?うーん、このクソ暑い時に揚げ物なんてまあ、確かにめんどうだ。でも、南蛮漬けは食いたいよぉ! というわがままな貴兄には……買ってきた白身魚や鶏の唐揚げをトースターであっためて、この漬けダレにぶちこむと、あら不思議、これがうまいんだわ。ケンタッキーフライドチキンなんかでつくってもいいよ。あれって、最初はいいんだけど、けっこう油っぽいよね。で、残ったときなんかにはこの手でさっぱり南蛮漬けに変身させると1粒で2度うまいぞよ。
ちなみにあちしはケンタッキーのホネでスープをとったことがあるけど、これはあんましうまくなかったぜぃ。いや、シッパイシッパイ!

では、さらばじゃ!
自画像

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