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vol.13
ふじさわみえのずぼら〜クッキング!
身も心もぴっかぴかでぃの巻

 上野亭がオープンして丸1年。
 「よく続いたなぁ〜。これもひとえに皆サマのご愛顧、っていうよりあちしの魅力につきるね」って言ったら、相変わらず店主の上野クンからクレームが……。「みえサン、その性格何とかしたほうがいいよ」って、この性格をなんとかしちゃったら、あちしなんて、ただ美しいだけのオンナになっちゃうじゃないのよ!
 ねぇ、フジタ君。

 ってなわけで、皆様これからもどうぞよろしく。こんなあちしを、見捨てないでねーー。
 さて、今月は身も心も美しくなる夏野菜いっぱいのメニューだよん。あちしもいっぱい食べて、心もちったぁキレイになるぞい。


夏野菜の冷やしおでん
夏野菜の冷やしおでん 〜Recipe〜
〈材 料〉
・トマト
・はんぺん
・ブロッコリ
・こんにゃく
・アスパラ
・がんもどき
・エリンギ
・濃い目のだし
・とうがん
・塩
・じゃがいも
・しょうゆ
・卵
・煮切った酒
〈つくり方〉
  1. 鍋に濃い目のかつおと昆布だしを用意して、塩、しょうゆ煮切った酒で味を つける(野菜のきれいな色をだしたいので、しょうゆは少なめにね)。
  2. 1.のだしを少し取り分けておく。
  3. .卵をゆでる。
  4. こんにゃくはゆでこぼし、がんもどきは油抜きする。
  5. じゃがいもは皮をむいて、小さければ半分、大きければ4分の1くらいに切って、面取りしておく。
  6. とうがんは厚めに皮をむいて、一口大に切る。
  7. だしに3.〜6.を入れて火にかける。沸騰するまでは強火、沸騰したら弱めの中火にして十五分くらい煮る。
  8. 7.を煮ているあいだにブロッコリを硬めにゆでる。
  9. アスパラは固い部分の皮をむく。
  10. エリンギは食べやすい太さに割く。
  11. 9、10を焼き網で焦がさないように注意しながら、香ばしいよい匂いがするまで焼く。
  12. 焼けたエリンギは鍋のなかに投入する。
  13. アスパラは平らなバットなどにとり、2.で取り分けておいただしをひたひたにかけておく。
  14. トマトを湯むきして、まるごと鍋に投入。くずれやすいので落し蓋をして、ことことと十分くらい煮る。
  15. じゃがいもを串で刺してみて、すっと通ったら、ブロッコリと食べやすい大きさに切ったはんぺんを入れてひと煮立ちさせて火を止める。
  16. 鍋ごと水につけて一気に冷ます。
  17. 人肌くらいに冷めたら、13.を加えて冷蔵庫に入れてひえひえにする。
  18. 器に盛って、だしもたっぷりかけて出来上がり。

 野菜はここに書いたものだけじゃなくて、ナスとかきゅうりなんかもおすすめ。ナスもきゅうりもアスパラみたいに焼いてから入れるといいよ。
 焼き網で焼くのって、ちょっと面倒な気もするけど、味がぜんぜん違うからぜひやってみて。
 アスパラは焼くと、とうもろこしみたいな匂いがするんだよ。これにしょう油をさっとかけただけでも、もんのすごく旨い。もちろん、魚焼きのグリルでかまわないけど、くれぐれも焦がさないようにね。
 暑くて食欲がなくなる季節だけど、ちめたーくて目先の変わった、こんなおでんならもりもりいけるよ。あちしは、とくにこんにゃくとトマトが好きだね。こんにゃくは結び白滝が味がしみやすくていいね。ほかにもおでんの具で好きなものがあったら、何でも入れて試してみてよ。これはおすすめっていう具があったら、おしえてねー。

では、さらばじゃ!

自画像

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