きょうはゴーヤの苗をプランターに植え、ツルをはわせるネットをベランダに張った。3年連用日記を開いてみると、去年よりも7日早く植えたことになる。
夏、グリーンカーテンの陽蔭で畳にごろりと横たわり、昼寝するのは最高の気分だ。もちろん、ゴーヤは夏の陽除けのためだけでなく、生った実のほうは、豚肉と豆板醤炒めにしたり、イカといっしょにアンチョビで炒めて、こちらも酒のよい肴になる。
さて、今宵は、冷蔵庫にあるイサキの半身をアクアパッツアにしてもらう。オリーブ、プチトマトのほか、いつもはアサリのところを代わりにハマグリをつかったら、これもまたよい出汁がでた。あとは、牡蠣(カキ)と水菜のパスタ。
ビールのつまみに空豆を食べたけれど、牡蠣も空豆も、今季はもうしまいだろう。
*月*日
梅雨の晴れ間、真夏日になった。
夜はトウモロコシ、白瓜と鰻(ウナギ)の酢のもの、伏見唐辛子と豚肉の味噌炒め、と暑気払いの献立で芋焼酎の水割りを飲む。
食卓の色合いがどんどん夏になってゆく。昨夜は、上り串で焼いたアユ、枝豆、近所の豆腐屋の絹ごしの冷や奴、モヤシ、ニラ、豚肉をタジン鍋で蒸して食べた。
浅浸かりのらっきょうが爽やかで、これはこの時期、毎食欠かせない。
*月*日
背中と右腕の脇に赤い発疹ができて、ヘンな虫にでも喰われたかなと思い、皮膚科に行ったら、なんと帯状疱疹(たいじょうほうしん)だといわれる。そして、そう診断された途端に痛くなってきった
まったく、齢のせいかあちこち不具合が出ていやになってしまう。
夕食は大らかにメキシコふうといく。
青唐辛子、玉ネギ、トマト(うちはここにピーマンを加える)を細かく刻んだサルサ・メヒカーナ(サルサはソースの意。緑・白・赤で構成されていることからメキシコ国旗になぞらえた名前らしい)。ワカモーレ(アボカドのペースト)。これらサルサを、トウモロコシ粉を薄く延ばして焼いたトルティーヤに挟んで食べる。タコスである。
具にする牛肉のソテーにはライムを搾って振りかけている。
タコスは大好きだ。学生時代、仲間といっしょにテリー・ギリアム監督の『未来世紀ブラジル』を観た帰り、新宿のメキシコ料理屋でライムを搾って飲むメキシコビールやテキーラを啜り、中身をぽろぽろこぼしながらタコスにかぶりついていたのを思い出す。
帯状疱疹の治療中はアルコールを止められているのだが、ビールと白ワインを飲みつつ食事する。ちょっと無頼派になった気分である(ちいさい……)。
窓の外で、ゴーヤのツルはネットを伝って、もう僕の背を越えている。
