玉若酢命神社(たまわかすみことじんじゃ)を参拝する。
比較的新しい拝殿の背後にある、とてつもなく古い、重要文化財の茅葺の本殿の様式は、「出雲大社、伊勢神宮、春日大社からいいとこ取りしたよう」(地元のガイドさん談)という隠岐造(おきづくり)である。
境内にある樹齢2000年以上ともいわれる天然記念物の八百杉(やおすぎ)を眺めていたら、お相撲さんがぞろぞろと現れた。
隠岐島出身の初の幕内力士、隠岐の海が所属する八角部屋が合宿に来ているのだとか。当の隠岐の海はなかなかの色男だった。
夕刻、福浦港から遊覧船に乗って、ローソク島(じま)の観光へ。ろうそくのような形をした細長い火山岩で、ご丁寧に先端には芯のようなとんがりまである。そこに、夕陽が火のように灯るのが、島後の象徴ともいえる風景で観光ポスターになっている。
海がしけると遊覧船は欠航になり、船が出る確率は3分の1とか。風がなく穏やかだと、こんどは雲に隠れてしまって夕陽が見えなくなってしまう。
さて、この日は、遊覧船が出て、雲間にオレンジ色の夕陽も覗いた。船長が、船の位置を微調整して、ローソク島の芯に夕陽を灯そうと苦心する。同舟の人々はいっせいにカメラを向けていた。
僕は記憶に留めることにした。デジタルカメラを持っていないし、それに、たぶんこういう写真て、撮っただけで、後から見直すことってあんまりないでしょ。
