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ぴー吉 上野 歩 / イ 
第165回『日帰りバスツアー(9)〜雪見列車と雪見温泉編〜』・・・P2

挿絵  喜多方駅前の土産物屋さんで、自宅で食べる喜多方ラーメンの生麺、野菜の直販所で、韓国唐辛子とニンニク、キクラゲを買った。
 韓国唐辛子は、丸のままと粗挽きにしたのと2種類買った。ウチでよくするスンドゥブチゲにどっさり入れると、冬の夜は大いに温まる。また、ニンニクは、福島の名物にしようと震災前から力を入れているらしいというのをラジオで聴いた。ニンニクは用途がたくさんあるけれど、帰宅して、今夜は揚げたのを食べたい気分だ。

 福島県の郡山駅と新潟県の新津駅とを結ぶ磐越西線。このバスツアーでは、喜多方駅から津川駅までの1時間ほどの鉄路の旅となる。
 11時17分発の快速あがのに乗車する。 喜多方駅にキハ110が進入して来るところをケイタイ動画に収め、ホーム上を走って移動し、車両のカオの前に並んだところを妻のケイタイ写真でおさえてもらう。さて、乗り込もうと思ったところで、眼の前でドアが閉まってしまった。
 乗りそこなった!
 焦ったね。
 しかし、運転士さんの近くに陣取っていたツアーのオバちゃんたちが車中で騒いでくれたおかげで、再びドアが開いた。
 セーフ!
 オバちゃんたちに感謝である。

 車窓からの景色は、山も川も道も田畑もみな真っ白。その中に、ふと赤が見えると、それは鎮守の杜の鳥居である。バチカンの教皇の帽子のように、墓石が丸く雪を被った墓地も見える。
 繭玉(まゆだま)のように雪を載せた枯れ枝の林の向こうで、冬の太陽が朧(おぼろ)に顔を覗かせた。
 気動車は雪煙を巻き上げて疾駆する。車内では、ワンワンワンワン、プシューッというディーゼル特有の音がのどかに響く。

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