ひた走ってきた関越道も、谷川岳パーキングエリアに近づくと、紅葉が急速に進んで来る。赤や黄に色づいた山々に陽が射す。
このPAでトイレ休憩すると、間もなく全長10キロ強の関越トンネルに突入する。トンネル内の両脇を照らす照明は、片側が東京電力、もう一方は東北電力が供給している。これは、停電した際に、トンネル内が真っ暗になるのを避けるためである、といったことを添乗員さんが説明してくれる。
地元密着型の観光会社であるため、この若い女性の添乗員さんとも顔馴染みである。朝、集合場所に行くと、名乗らなくても、顔を見ただけで、「ウエノさんのお席は……」と案内してくれた。
ちなみに今日は、来春入社の新人さんの女子も、研修で添乗している
まずは越後湯沢の町を抜けて20分ほどのところにある大源太湖へ。
“東洋のマッターホルン”と呼ばれる(ホントですか?!)大源太山のふもとにつくられたダム湖が、この大源太湖。1周30分ほどの遊歩道を散策し、紅葉を愛でる。
再びバスに乗り、越後湯沢ICから小出ICに向かう。次の目的地、お昼ご飯を食べる民宿まで1時間半ほど走る。
ところで、今さっき通り抜けてきた越後湯沢の町は交通信号がすべて縦並びだった。これ、降り積もる雪の重みに耐えられるようにである。道路の真ん中には、雪を解かすための散水ノズルが埋め込まれているようで、小さな穴が開いている。まさに小説『雪国』の舞台なのだな、と改めて思う。
小出ICを出て、一般道を行く。破間川(あぶるまがわ)と、それと並走する只見線の横を走り、山中に入ってゆく。只見線とくっ付いたり、離れたりしながら、幾つかスノーシェードを抜ける。ここも雪深いのだろう。
やがて、〔ようこそ山菜共和国へ〕という看板が現れた。秘境といってもいい山里、魚沼市大白川。今日はキノコ料理づくしだが、この観光会社では、春に同じ民宿で山菜料理を食べるバスツアーを組んだそうだ。
