いつかは挑戦したいと思っていた「料理」をテーマとしたお仕事小説に、着手しました。
どういうコンセプトにするか? と考えた時、「料理道具」が浮かんだのです。
先ほどのチキンの香草焼きとピザですが、調理しているのは僕ではなく、実はガスオーブンという調理器具です。鶏もも肉やチルドピザをガスオーブンに入れ、温度と時間をセットすれば、あとは勝手に焼いてくれます。
オーブンがチキンを焼いてくれている間に、僕はお風呂に入ります。湯上りのビールを開ける頃、チキンも焼き上がるといった感じです。
調理器具がすべてつくってくれるとまではいかないにせよ、使う道具によって料理の仕上がりは違ってくるのでは? と思ったのが、『料理道具屋にようこそ』を書くきっかけでした。