それから市場によって、魚をえらぶ。
練馬は関越道の入口でもあるのだ。
日本海で水あげされた新鮮な魚貝を、長距離トラックは、まずここに落としてゆく。
この日は、やすかったのでタイを三枚におろしてもらう。
やはりホッキ貝がやすくて、これもひらいてもらう。
家に帰って、タイのあらでだしをとり、鍋にする。
畑で抜いてきたばかりの大根、白菜を入れる。
タイの刺身は、つくりにせず、皮をのこしたままにしてもらったので、さっと鍋にくぐらせて、ぷりっとしたところを口にいれる。
ホッキ貝も鍋にいれて、きれいに赤く染まったところを食べる。
窓のそとで、ことしはあまり姿を見せなかった、なじみのヒヨドリが、マンションの8階のベランダにやってきて、ヒメリンゴの熟したちいさな実をくわえていった。
