帰りは京王線の吉祥寺まわりでバスをつかうことにする。
バスの時間を待つあいだ、ハモニカ横丁にある<肉のサトウ>の名物メンチカツの列にならんだ。
スコッチエッグのような、おでん種のばくだんのような丸い大きなこのメンチカツ。1コ150円である。5コ以上からは100円になるというので、思わず5コ買い求める。
店頭で揚げたてのに食らいつこうかと思ったけど、齢前厄となる男の行いではない。ここはぐっとこらえ、近くにある<レモンドロップ>に行き、ベイクドタイプのチーズケーキを買うことにした。
バス中にメンチカツの香ばしいにおいをただよわせつつ帰宅し、ほのほうちわをガラスごしに外から見られるように玄関わきの出窓に置く。
オーブンレンジで衣がカリッとするように温めたメンチカツは、とじこめられた肉汁がとてもジューシーで、それを正しく味わうにはソースをかけるより、塩をふって食すほうがよいと思った。
