ところで、主人公の剣拳磨の実家は北関東の地方都市で大きな歯科クリニックを経営しています。拳磨も跡を継ぐべく歯科大に通っているわけですが、そこでの授業風景を描写したくても、僕にはさっぱり分かりません。
これまで虫歯になったことがないのが自慢の僕ですが、年に1度検診に通っている歯科クリニックの院長先生に取材を申し込みました。
やがて数奇な運命から拳磨は東京の町工場で旋盤職人の道を歩み始めます。
そこからはもう、実際に旋盤加工を行う会社の社長を取材し、質問攻めでした。
その会社は大阪にあるのですが、工場を見学もさせていただきました。それからは、社長が東京にいらっしゃるのを狙って無理くり時間をつくっていただきました。
最終的に拳磨は技能五輪に出場します。
技能五輪については、厚生労働省、東京都職業能力開発協会、中央職業能力開発協会に取材に出向き、さらには、技能五輪全国大会で国内第2位となった銀メダリストの旋盤選手にも会ってお話を伺いました。
このように、僕が書いた今度の小説『削り屋』は、さまざまなプロフェッショナルの方々の声を反映させたプロの職人の物語なのです。
小説『削り屋』出版記念座談会
(上)
http://www.nc-net.or.jp/mag/kezuriya/ep1/page1/
(中)
http://www.nc-net.or.jp/mag/kezuriya/ep2/page1/?type=admin
(下)
http://www.nc-net.or.jp/mag/kezuriya/ep3/page1/
