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ぴー吉 上野 歩 /
第219回『市役所なのにココまでするの!?』トーク(前編)・・・P3

・小説と現実がリンク!?

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上野:クワガタ市と登場する人物、エピソードはもちろん架空なわけですが、この津雲については、取材協力してくれた某市役所の職員の方の風貌をモデルにしてるんです。なんとかさんが描いた絵がそっくりで。ふふ。

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前田:お、そうなんですか! そういうのは嬉しいです!

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上野:メールで、カバーのデータを送ったら、ご本人も喜んでいて。

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前田:うわ、ちょっと感激です!

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上野:第1章は、双葉社さんの文芸誌『小説推理』に読み切りという形で掲載していて、ご本人も読んでいました。文庫化の際、どんな絵になるんだろう? と、津雲モデル氏もとても楽しみにしていたんですよ。

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前田:そうだったんですね。ネコさんと成瀬さんは架空ですか?

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上野:基本みんな架空です。テンメーちゃんは、新採用の女子職員の方がいらして、いろいろお話を伺いましたが、もちろん背景――技術職での採用だったとかは、すべて架空になります。

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前田:なんと! 目に浮かんでいたみんなが架空とは! 表現が下手なんですが、面白い落語を聴いているようで、行ったこともない江戸時代の町並みが浮かぶようでした。さすがとしか言いようがないです!

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上野:ありがとうございます。ただ、現実と小説とがリンクすることもありまして、ちょっと驚いたことが……。また津雲モデル氏のエピソードなのですが、彼、新婚さんではあったのですが、物語の中で奥さんが妊娠中と書いたら、ホントにそうなって。

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前田:すごい! リンクしている(笑)。上野さん、さながら預言者のようですね(笑)。

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上野:いや、実は、part2の構想がありまして。その伏線のために、津雲の奥さんを妊娠中にしたんです。そしたら、偶然のおめでたで……と。それも含めて、この先はトークの後半につづくです。

(つづく)

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