ふぐの刺身なんかも、たしかにおいしいけれど、やはり、あの幸せ感にはいたらない。
松茸もふぐも、食べるがわが、そこになにかをさぐりあてるなかで繊細微妙な口福(こうふく)を見つけることはできるが、しみじみとした幸せの余波につつまれることはない。
やはり、口にほうりこんだとたんに「うンまい!」と声にだしたくなるようなベリーレアのステーキにもそれを見つけることはできないのである。
――あの、ごくたまに味わえる希少な幸せ感とはなんなのだろう?なんてことを、昼飯のスタンドカレーを食べつつ考えていた。
*:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*:.。.:*:・'゜☆。
今月からフジタ画伯がイラストを担当してくれます。フジタ画伯は、消防庁の防災ポスターを描いたりしてるリッパなひとです。
