まずは、「My Favorite Movies−2.」でも紹介した『チャイナタウン』がベスト10入り。
けっして明快な物語ではないのだが、キャスト、衣装、音楽、なにをとっても一級品の風格がただよう。
つづいて、やはり、「My Favorite Movies−3.」で書いた『大統領の陰謀』('76年)。原作の映画化権を取得し、主人公の新聞記者にも扮したロバート・レッドフォードは、'70年代〜'80年代を代表するスターで、多くの話題作に出演している。僕のベスト10に入る『追憶』('73年)と『華麗なるギャツビー』('74年)も彼の主演作だ。
『追憶』は、大学の創作学科で出会い、戦時下のニューヨークで再会し、戦後のマッカーシズムの波に翻弄され別離するレッドフォードとバーブラ・ストライサンドの愛が描かれる。
『華麗なるギャツビー』は、フランシス・スコット・キー・フィッツジェラルドのアメリカ近代文学を代表する名作の映画化。
ともに、テーマ曲が素晴らしい。ストライサンドが歌った『追憶』は、アカデミー主題歌賞を受賞した。
『華麗なるギャツビー』では、オープニングに流れる『途方に暮れて』という曲が、版権の都合かセルソフトではほかの音楽に置き換えられているから、保存版にするとしたら放送されたものをエアチェックするしかない。
さて、『華麗なるギャツビー』の脚本を担当したフランシス・フォード・コッポラの代表作といえば『ゴッドファーザー』であろう。『月いちエッセイ』の第89回「ビーフシチューにうってつけな映画」で書いているとおり、キッチンでビールを飲みながらカレーやシチューをつくる際に、BGVとして愛好している。『ゴッドファーザー PARTII』とともに僕のベスト10入りである。
