>2018.12
ネギの根っこの天ぷらを味わいました。真冬のこの時期、泥ネギでないとできない天ぷらなのです。その味はどうたとえたらいいでしょう、玉ねぎの甘みに、ゴボウの歯ごたえが加わった感じというのが近いかもしれません。根っこのひげの先はポテトチップの味に似ているようでもありました。皆さまもぜひお試しあれ。
>2018.11
晩秋、奥秩父の猟師小屋のようなお店で胡坐(あぐら)をかき、谷で獲れたイノシシとシカの肉を焼いて食べました。 昼から地ワインの赤を1本もらい、ジビエとともに味わいます。 窓の外は雨で、山の斜面から霧が白く立ち昇っています。柱時計が「ボーン、ボーン」と、長い12時を打ちました。
>2018.10
いい齢(とし)をして恥ずかしいのですが、オムライスとかハンバーグとか、お子が好むような食べ物が好きです。 そして、今夜のメニューは唐揚げとカレーライス。唐揚げはビールのアテです。まあ、お子はビールは飲まんわけですが……。
>2018.8
取材で広島に行くことになりました。B737-800の機内オーディオで『瀬戸の花嫁』が流れた時、眼下に瀬戸内海が……。そのマッチングに涙が出そうになった時、無情にも機内放送が歌を分断しました。
>2018.7
三崎漁港のトロトロ丼はヅケ、ネギトロ、ビントロ、ユッケのマグロ満載丼。パリッパリのタタミイワシが添えられ、温玉の載った茅ケ崎のシラス丼。芦ノ湖畔の食事処の天ざる。真鶴半島の民宿の刺身定食は、水揚げされたばかりのメアジ、ワカシ、カサゴ、イサキが舟盛りでテーブルに現れました。夏は取材のシーズンです。神奈川県内のあちこちの職場にお邪魔します。そして先のメニューは、昨夏、取材の合間に味わった昼食なのでした。いろいろな面で楽しみな夏です。
>2018.6
講談社旧本館は、近代建築好きのウエノとしては以前から目を付けていた物件。しかし、用もないのに立ち入ることなどできません。それがこのたび『キリの理容室』を同社から刊行するご縁を得て、新聞・雑誌のインタビューを受ける席にリクエストしたところ、往時のまま保存されている貴賓室に入る僥倖(ぎょうこう)を得ました。帰りには、担当の編集者さんに向かいにある菓子舗、群林堂の豆大福をお土産に持たせていただき、昭和の文士に思いをはせる一日でした。
>2018.5
進め理容女子!
このほど書き下ろしお仕事小説『キリの理容室』(講談社)を刊行しました。
>2018.4
神野キリ、20歳。夢は理容師になって人気店を開くこと――。
衰退産業だなんて言わせない。“床屋さん業界”に理容女子が革命を起こします!
書き下ろしお仕事小説『キリの理容室』を5月24日23日に講談社より刊行します。
>2018.3
これプルーフといいます。ゲラを簡易製本したもので、正式刊行前にパブリシティ用に作成されたものです。理容女子・神野キリが"床屋さん業界"で奮闘するお仕事小説『キリの理容室』を5月22日に講談社から刊行します。
>2018.2
春を感じられる食材といえば、菜の花です。
あのほろ苦さを和のお浸しで味わうのもいいですが、ホタルイカと一緒にパスタで食するのが毎年の僕の一番のお気に入りです。
しかし、今宵はあえてアサリと菜の花のパスタにしました。白ワインが進みます。
>2018.1
奈良時代から栽培していたとされる日本最古のユズの生産地・埼玉の毛呂山町(もろやままち)を訪ねました。昭和初期には1個200エン以上で取引された桂木(かつらぎ)ユズを刈り、ユズが練り込まれたうどんを味わいました。ユズ湯の足湯にも浸かりましたよ。
どの家の庭にもユズの木が見える、のんびりとした風景を眺める休日でした。
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